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パラジウムめっき
2011年1月25日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
パラジウムは耐食性が比較的良いめっきです。純パラジウムめっきは触媒性があるために、表面に有機物残渣(ゆうきぶつざんさ)を生じますが、Pd-Ni合金めっきはこの触媒作用が無い為残渣が生じません。
パラジウムとその合金のめっきは、ロジウムと比べるとやや暗い為、装飾めっきとしてはロジウムに劣ります。
パラジウム若しくはPd-Niめっきの上に金フラッシュめっきを施したものは、電子工業で金めっきの代替として使用されます。
パラジウムの単価は、一時的に高騰する場合がありますが、通常は金の単価よりパラジウムの単価の方が安くなっています。
貴金属接点めっき(フープ)
2011年1月14日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
フープめっき手法は、接点パーツの小型コネクタやスイッチなどの部品用のめっきとして使用されています。
従来、小型コネクタパーツはプレス加工後にバレルめっき方式によって端子全体を単一種のめっきで被覆していましたが、コネクタ端子の微細化・複雑化したことに伴って信頼性を確保するため接点用の金属として多量の貴金属が使用されるようになりました。
貴金属の使用する量を減らす目的で、接点などの機能を必要とする部分のみに部分めっきが可能なフープめっき法が発展したのです。
無電解銅めっき液
2010年12月17日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
プリント配線板製造に用いられている無電解銅めっき液には以下の3種類があります。- ストライクめっき液
電気銅めっきの下地形成を目的に古くから使用されていて、錯化剤として主にロッシェル塩を用いた常温タイプです。 - 厚付け下地用無電解銅めっき液
セミアディティブプロセス用に開発された無電解銅めっき液です。めっき温度が40~50℃のものが使用されていて、析出銅の被膜物性はあまり考慮する必要がありません。 - アディティブ用めっき液
アディティブプロセスを目的とした析出被膜性の優れた無電解銅めっき液の開発が多く報告されています。厚付けを目的とした無電解銅めっき液は、低温低速度浴と異なり、浴成分の消耗が激しいので、いかに精度良く浴管理をするかが重要になってきます。
無電解ニッケルの発見
2010年12月 1日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
その昔、原油を輸送する際にアメリカでは鉄製のチューブが使用されていました。
しかしながら、鉄は腐食し易いので原油に鉄の不純物が蓄積されてしまうことが問題になっていました。
そこで、輸送で使用している鉄製チューブの内壁をニッケルめっきで覆い腐食を抑制しようと、陰極を挿入し電気めっきし、腐食防止剤として次亜リン酸を加えて電気ニッケルめっきを行いました。
すると意外なことに、析出したニッケル量はファラデーの法則の理論析出量をはるかに超えていたのです。
このように、外部電極を用いなくてもニッケルが析出すること、つまり金属の析出が科学的な還元反応によって起こることを発見したのです。
ニッケルめっき:不純物管理
2010年11月25日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
ニッケルめっき浴はわりあい不純物に敏感で、その不純物には「金属不純物」と「有機不純物」があります。
めっき浴中には、品物の溶解などにより、様々な金属イオンが混入する可能性があります。
問題になる原因として銅や亜鉛、鉄があります。鉄はFe2+として混入しても空気酸化されてFe3+になってほとんどがFe(OH)3として沈殿するので濾過機で除去されます。
銅や亜鉛イオンなどの金属不純物は、波形鉄板を陰極にして低電流密度(0.3~0.5A/dm2)で電解することにより、銅イオンは効率よく電解除去されます。
低電流電解により亜鉛も除去されますが、銅に比べると効率が低くなります。
半導体へのめっき
2010年11月18日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
半導体とは、電気を良く通す良導体や電気を通さない絶縁体に対して、それらの中間的な性質を示す物質のことをいいます。
半導体チップにおいては、析出物の種類や物性の精密制御性に優れる乾式プロセスにより微細配線形式が主流でした。
しかしながら、デバイスの微細化とともに配線幅も微細化してきましたが、従来の従来のアルミニウム配線技術では高速伝送に限界があって、銅ダマシン法が発表されて以降、湿式法の「めっき」が注目されるようになりました。
ダマシン法とは、IBMが1998年に実用化した方法で、絶縁膜中に配線用の溝をまず形成して、銅を電解めっき法により溝中に埋め込み、その後CMP(化学物理研磨法)により余分な銅を削り落として配線を形成する方法でです。
現在の情報化社会では、携帯電話を筆頭に多くの電子デバイスを携帯化・小型化・多機能化が進んでいます。
今後は、半導体の微細化とともに半導体の性能を劣化させることなく、小型システムに組み上げる実装技術の重要性が高まっています。
防食
2010年11月12日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
「金属」というものは、一般的に水分や塩分などの腐食環境下で多いのでどうしても「腐食」という問題がついてきます。
この腐食を防止するひとつの手段として「めっき」があります。
防食を目的としためっきは、安価で信頼性が高いのでもっとも広く利用されています。
めっき被膜による素材の腐食防止法には、素材よりも卑な電位を有する金属皮膜または貴な金属皮膜を付与するタイプがあります。
鉄表面に卑な亜鉛めっきをすることをアノード型防食といい、このアノード型防食を行うと、亜鉛が犠牲陽極として溶出します。
鉄の表面が露出している場合でも、その部分では酸素の還元反応が生じていますので鉄は溶出しないのです。
このような原理がトタンや自動車の処理鋼板などの防錆に利用されています。
無電解金めっき
2010年10月27日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
「金」は科学的安定性にとても優れていて、良好な電気的特性、機械的特性を有する金属です。
このように金は優れた金属なので電子部品における接合部分の最終表面処理として電気及び無電解金めっきが適用されています。
無電解金めっきは、大きく分けると置換型無電解金めっきと自己触媒型無電解金めっきがあります。
エレクトロニクス分野において用いられている無電解金めっき液を反応メカニズム別に分類すると以下のようになります。
- 置換型無電解金めっき液:シアンタイプ及びノーシアンタイプ
- 厚付け置換型無電解金めっき液:シアンタイプ
- 自己触媒型無電解金めっき液:シアンタイプ及びノーシアンタイプ
無電解銅めっき
2010年10月20日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
無電解銅めっきは、不導体表面を金属化する方法として1960年頃から使用されるようになってきました。
当初の無電解銅めっきは、安定性に乏しく長期間使用するには不向きで、もっぱら浴の安定性を重視した検討が繰り返されました。
1975年頃からは、従来のプリント基板の製造方法であるサブトラクティブ法から配線のファイン化に伴って、パートリーアディティブ法やフルアディティブ法などの製造法が提案され、高速厚付け無電解銅めっきの開発へと繋がっていきました。
光沢剤
2010年10月 7日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
めっき業界ではちょっと有名な硫酸銅めっきの光沢材のお話です。
まず、「硫酸銅めっき」とはいったいなんでしょうか?
主要な成分は、硫酸銅と硫酸で、微量の塩素イオンから構成されています。
現在では、数種類の添加剤が光沢材、平滑材として添加されています。
アメリカでは1960年頃に硫酸銅めっきの光沢剤が開発されていて、この光沢材はセレンディピティーから開発されたものです。
光沢材の発見は偶然なものでした。
当初、銅めっきをする時に陽極には金属銅が使われていましたが、均一には溶解せず、電解に伴ってアノード近傍からスライムが生じてこれが溶液の中に拡散してしまうとザラザラになってしまうのです。
よって、通常はアノードバックを付けるのですが、たまたま新しくめっき浴を作っていざという時にアノードバックがなかったそうです。
そこでセーターの袖を切り取って当座のしのぎにとアノードバックの代わりに使ったところ、すばらしい光沢の銅めっきが得られたのです。
これは、セーターの袖から染料が溶け出して光沢を向上したというものでした。
光沢材はこのような偶然に起きたことがきっかけで開発が進んでいったのです。



