- ホーム
- めっきの豆知識
銅めっきの用途
2010年7月 7日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
銅は皆さんご存知のとおり、赤い色調をもつ金属です。電気伝導性と熱伝導性に優れ、ある程度の強度と耐食性があります。
身近なところでは10円玉の素材です。ちなみに100円玉はニッケル合金です。
銅は10円硬貨以外には、どのようなものに使われているかご紹介します。
めっきの前処理
2010年7月 1日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
めっきする素材の表面には、様々な汚れや異物が付着していて、金属表面も酸化しています。
なのでめっきをする前にはこれらの異物や酸化膜を除去する必要があります。
表面をきれいにすることで密着のよい健全なめっき膜を得ることができるのです。
前処理は金属だけではなく、プラスチックやセラミックも行います。
基本行程は、表面の油性汚れを取る≫酸化膜を取る≫水でゆすぐ です。
実際は、材質や形状によって複雑な前処理が必要になり、予備洗浄、アルカリ浸漬脱脂、電解脱脂、酸浸漬、純水洗、乾燥などの作業があります。
「汚れ」と言ってもいろいろあって、機械油、防錆油、けん化油など、汚れの種類に合わせて洗浄することが必要です。
無電解めっき装置
2010年6月23日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
無電解めっきでは、その名のとおり給電の必要がありませんので、品物はステンレス製の引っかけで支持するか、バスケットに入れてめっき液の中に浸漬するだけです。
無電解めっき装置のめっき槽にはステンレス鋼を使用します。
ステンレス槽の表面には、めっきが付かないようにする為に、50パーセント硝酸溶液で表面を酸化させて、不動態化する必要があり、このことを「パッシベート処理」と言います。
通常はすべての作業が終わった段階で、めっき液を予備槽に移して空にした後、希硝酸を張って析出したニッケルを溶解し、ステンレス表面を不動態化します。
その後に硝酸を元に戻して、よく水洗いをしてからめっき液を戻します。
めっき液の加熱は、小規模ならば電熱ヒーターでも可能ですが、大規模の場合には蒸気コイルで加熱します。
連続めっき
2010年6月16日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
巻き取ったワイヤやフープ材などの連続部品をめっきするには、連続めっき装置を使用します。
「リール・ツー・リール方式」とよばれるめっき装置は、一方のリールに巻かれた素材をめっき装置に供給(前処理≫水洗い≫めっき処理≫水洗い≫乾燥)し、めっきの完了した製品は連続的にもう一方のリールに巻かれます。
カセットテープをイメージしていただくとわかりやすいでしょうか。
ワイヤは全面めっきしますが、コネクターやリードフレームには部分めっきを行うことが多いです。
バレルめっき
2010年6月 8日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
自動車のバンパーのような品物は引っかけを使用してめっきしますが、ボルトやナット、ピン、ボタンのような小型部品をめっきするには、バレルめっき装置を使用します。
バレル本体は塩化ビニール、ポリプロピレンもしくはアクリル樹脂製で、表面に小さな品物が落下しないようにめっき液が出入りできるような穴がたくさん開いています。
バレルを使用してめっきする場合は、部品に均等にめっきするために回転しながらめっき処理を行います。
通電は給電リードの先端を中に差し込むことによって行われます。
引っかけめっき
2010年5月26日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
電気めっき方式の設置タイプである「引っかけめっき」についてご紹介します。「引っかけ」は、ラック、ジグ、ハンガー、釣り具、タコなどの別名称がありますが、品物に電流を供給するための道具です。
中心の同の親骨から小骨に分岐し、先端はステンレス製のフックで品物に接します。
品物と接触する先端のフックだけを露出させ、他はすべて塩ビゾルコーティングで絶縁されています。
引っかけの向きや間隔は、電流分布に影響しますので、設計がとても重要になってきます。
めっき可能なプラスチック材料
2010年5月18日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
プラスチックめっきされている樹脂材料のほとんどがABS樹脂です。理由は、もっともめっき処理しやすいということと、密着性のよいめっきが得られるということです。
現在めっき可能なプラスチック材料には、以下のようなものがあります。
- ABS樹脂:成形性に優れ、もっともめっきしやすい樹脂です。実際には各種グレードがあって、適しているものがめっきグレードとして供給されます。
- ABS樹脂+PC:ABS樹脂にPC(ポリカーボネート)をブレンドしたもので、ABS樹脂より耐熱性と機械的強度に優れますが、めっき処理には技術を要します。
- ポリプロピレン(PP):ポリバケツなどに使用される安価な樹脂です。
- ポリフェニレンオキサイド(PPO):耐熱性を有するポリエーテル樹脂で、キシレノールを銅触媒で酸化重合して得られる熱可塑性樹脂です。
- ポリスルフォン(PSF):スルホニル基を含む繰り返し構造を持った合成高分子化合物で、多くの合成高分子化合物と同じく疎水性です。
- ポリカーボネート(PC):CDなどの成形に使用される透明な樹脂です。
- ポリアセタール(POM):機械的性質が極めて優れていて、引張り、曲げ強さが大きく、強靭で優れた弾性を持っています。 摩擦係数が少なく、耐磨耗性にすぐれているため機構部品としてよく使用されます。
- ポリアミド(PA):アミド結合によって多数のモノマーが結合してできたポリマーで、一般に脂肪族骨格を含むポリアミドをナイロン(Nylon)と呼びます。
プラスチックめっき
2010年5月13日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
プラスチックめっき工業の発展は、1962年に米国でABS(ポリアクリルニトリル)樹脂が工業化されたのがきっかけになりました。
ABS樹脂は、AS母体の中に微細なポリブタジエン粒子が分散した構造の三元ポリマーで、射出成形性、寸法安定性、耐衝撃性にすぐれた性質をもつ上に、クロム酸/中酸溶液でエッチング後、無電解めっき、電気めっきすることにより、密着性と耐久性のよいめっき部品が得られます。
日本で実際にABSめっき部品が量産されるようになったのは、東京オリンピックが開催された1964年以降のことです。それからは、自動車、家電のめっき部分として重要な役割を果たすようになりました。
めっきの歴史
2010年5月 6日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ

めっきの歴史はとても古くて、紀元前2000年頃にメソポタミア地方で行われていたスズめっきが始まりとされています。
また、紀元前700年~250年頃、騎馬民族による動物意匠の美術工芸品がつくられ、その地方からは多数出土されています。
それらの多くは青銅の表面に水銀のアマルガムで金めっき加工されたものです。水銀は常温で唯一液体の金属で、金を溶解(アマルガム)する性質を持っていて、あたかも金が滅してしまうようにみられる(滅金)ことから「めっき」と呼ばれるようになってきました。
日本では588年頃、飛鳥寺の大仏、さらには752年に東大寺の大仏が、大量の金を水銀に溶かして青銅の大仏に塗り、たいまつであぶって水銀を飛ばし、金で覆われた大仏像が作られたと伝えられています。
無電解銅めっき
2010年4月28日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
無電解銅めっきは、主にプラスチック、セラミックスなど非電動性素材の上へのめっきに用いられます。
特に、電子部品関連ではプリント配線板に多く利用されています。
ロシェル塩を錯化剤とした薄付け浴はスルーホールめっきにおける電気銅めっきの下地導電化処理に、EDTAを錯化材とした厚付けタイプの無電解銅めっきは、必要とする配線回路導体層の形成を行うアディティブ法によるプリント配線板に利用されています。
無電解銅めっきの析出速度は、電気銅めっきに比べると遅く、皮膜の物性、特に機械的特性は、電気めっきの銅に比べて劣ります。
また、最近では電磁場シールドを目的にする無電解銅めっきも電子機器などのシールドに用いられるようになってきました。
この目的には、厚付けタイプの無電解銅めっきが用いられています。



