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めっきの役割
2010年2月10日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
めっき皮膜の電気的、機械的性質を利用するめっきを機能めっきと呼ぶようになりました。このような目的に使用されるめっきは、以前からも特殊な用途に使用され、古くは耐摩耗、離型性を向上させるための工業用クロムめっきはプラスチックフィルムを作るためのロールや成形するための金型などに用いられていました。
はんだ付けのためのスズー鉛合金めっき、軸受け用の鉛合金めっき、赤外線反射用の金めっきなども古くから行われていましたが、機能めっきに広く関心が寄せられるようになったのは、近年の電子工業の発展に起因してます。
電子工業を中心とした各種関連工業が急速に発展しており、関連工業のひとつであるめっき工業においても、めっき皮膜に対する要求が大きく変化すると同時に、多種多様化してきているのです。
すなわち、従来のめっきの代名詞であった装飾及び防食めっきとは異なった、新しい機能特性が注目されるようになってきました。
テレビやビデオなどの電化製品内部の電気配線には銅めっきによるプリント配線板が使用されています。
めっきをすることで新たな機能を付与する機能めっきの分野はますます広がっていくでしょう。
ニッケルめっき
2010年2月 3日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
鉄素材の耐食性を向上させる目的で、半光沢ニッケルめっきを行い、光沢ニッケルめっき後、クロムめっきする方法が装飾めっきとして最も多く使用されています。半光沢ニッケルめっきとは、ニッケルめっき浴中にクマリンのようなイオウ成分を含まない添加剤を用いることにより半光沢の外観を得るめっき法です。
一方、光沢ニッケルめっきは同じくニッケルめっき浴中にレベラーであるブチンジオールと応力減少剤であるサッカリンのようなイオウを含む添加剤を用いて鏡面光沢を得るめっき法です。
光沢ニッケルめっきは、半光沢ニッケルめっきに比べて、光沢面が得られ、表面を平滑にするレベリング能力が優れていますが、皮膜中に添加剤の成分であるイオウが取り込まれ卑な電位を示します。
性質の違ったニッケルめっきを重ねる
電気伝導性が良い銅めっき
2010年1月27日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
銅めっきは、プラスチック素材への下地めっきからプリント配線板へのめっきまで幅広い用途があります。強酸性の硫酸銅めっきからアルカリ性のシアン化銅浴まで様々なめっき浴があるので、素材に合わせてめっき浴が洗濯できます。
自動車のバンパーには、銅めっきを行い研磨して、その上にめっきを施す、亜鉛ダイカストにはシアン化銅めっきから硫酸銅めっきして、ニッケルからクロムめっきを行うなど、銅めっきは下地めっきとしても多く用いられています。
したがって、装飾めっきの下地めっきから、優れた電気伝導性を利用する機能めっきまで多くの用途に用いられる重要なめっきです。
家庭用品とめっき
2010年1月20日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
水洗金具や冷蔵庫の取ってなど、家庭で使用される製品や腕時計、めがねなどの製品にも「装飾」を目的としてめっきされています。トースター、スイッチなど温暖で乾燥した室内で使用される製品は、ニッケルめっき厚さが10ミクロン内外で、クロムめっき0.1ミクロンくらいめっきされています。
シャワーヘッド、水洗金具など湿気があって、凝縮水が生じるような環境では、ニッケルめっき厚さが15から20ミクロン、クロムめっき0.1ミクロンの厚さが適用されます。さらに屋外で使用される自動車のフロントグリルやホイールキャップなどは、半光沢ニッケルめっき、光沢ニッケルめっきのように、二重ニッケルめっきされており、めっき厚さも20から25ミクロン、クロムめっき厚さ0.1から0.25ミクロン施されています。
このように、めっき皮膜は仕様される環境に応じて、選択されています。
セラミックスへのめっき
2010年1月13日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
セラミックスは絶縁性に優れ、強誘電性を持ち、耐食性、耐熱性が良いので、エレクトロニクス関連に用いられるセラミックスは急速に増加しています。
金属化したセラミックスにめっきしている例として、チップレジスタ、チップコンデンサなどのチップ部品は、セラミックス基板に銀―パラジウムを焼結させた上にニッケルめっき、はんだめっきが行われています。
金属化していないセラミックスにめっきをする場合には、プラスチック上へのめっきと同じようにエッチングにより、表面に微小なおうとつを形成させなければなりません。
銀めっき
2010年1月 7日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
銀は、電気伝導性が金属の中でも最も優れているのでめっきとしても多く使われています。また、はんだ付け性がよく、ボンディング性も優れているので、リードフレーム、各種スイッチ、端子、接点などに用いられています。
銀は白色の優美な外観ですが、空気中で酸化されやすく、微量の硫化物により、黒変しやすい・マイグレーションが起こりやすいという欠点があるので高度な技術・管理が必要とされます。
銀めっきの特徴
長所- 電気伝導性に優れている
- はんだ付け性がよいこと
- ボンディング性に優れている
- 潤滑性、焼き付き防止性に優れている
- シール性に優れている
- 空気中で酸化されやすい
- 微量の硫化物で黒変しやすい
- マイグレーションが起こりやすい
銀めっきは、シアン化浴が主流です。非シアン化浴も一部開発されていますが、工業的にシアン化浴が広く利用されています。

金めっき
2009年12月11日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
金めっきは、ネックレス、イヤリング、仏具、時計部品などの装飾用部品から、電子部品、工業用部品のめっきまで様々な用途で使用されています。
装飾用金めっきは、光沢ニッケルめっき上に行われ、金の優れた光沢と耐食性を向上させる為に行われています。
しかし、最近は装飾用の用途より電子部品へのめっきとして多く用いられています。
金めっきはなぜ電子部品へのめっきとして用いられるの?
■理由- 耐食性が優れていること
- 経時変化による接触抵抗値の変化が小さいこと
- はんだ付け性がよいこと
- ボンディング性がよいこと
- 導電性がよいこと
このような理由で、プリント配線板から、コネクタ、また、コンピューターをはじめとする精密な電子機器には金めっきされた部品が多く用いられています。
金の電気伝導性は、銀、銅に次いで優れていますが、金の表面に酸化被膜を作らない為に接点として多く使用されます。

環境に配慮した六価クロム対策
2009年11月25日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
ROHS、ELVでも、六価クロムが規制されています。
当初、ELVでは、2007年7月からクロム全廃としていましたが、ROHSと同様1000ppmまで含まれてもよいということになりました。
六価クロムは、多方面に使用されています。
無水クロム酸のように安価でかつ優れた性能を持つ代替薬品がなかなかみつからない状態なのです。
六価クロムはなぜ使われるの?
- 安価で耐食性の優れた化学皮膜が得られる
- 三価クロムより、六価クロム浴から得られるクロムめっき耐食性、耐摩耗性に優れている
- プラスチックのエッチング液は再生ができる(三価になった分を電解で六価にすることができる)
なぜ1000ppmなのか?
- ROHSやELVで皮膜中の六価クロムが1000ppmまでと規制されている
- 六価クロムが含まれているかどうかは製品を10分間沸騰水中におき、その溶液の六価クロムをジフェニールカンバシッド法で分析する
六価クロムの使用状況
- 亜鉛めっきのクロメート処理→三価クロムの化学処理
- 装飾用クロムめっき→三価クロムめっき浴
- プラスチック上へのめっきのエッチング液→よい代替技術がない
- 工業用クロムめっき→よい代替技術がない→開発困難
外観のみで判断してはダメ
2009年11月18日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
装飾めっきの判定基準の第一位は外観ですが、機能的なめっきでも外観で判断される場合があります。めっきを発注するメーカーの担当者がめっきのことをよく分かってなく、外観だけで判断してしまうこともよくあります。
しかし、過度の光沢を持たせためっき皮膜は物性がよくありません。
過度の光沢により、割れやすくなったり、耐食性がよくなかったりと欠点が多いです。
こうならないように、めっきする製品を設計するときの注意事項を挙げていきましょう。
- ラックを使ってめっきするときはラック跡が残りますのでラックに引っ掛けやすい形状に設計しましょう。
亜鉛めっきなら穴をあけると効率があがります。 - めっきする製品がカップ状だと、めっき液の持ち出しが多く、めっき時に発生するガスが抜けず、めっきがつきにくくなりますので、液抜きガス抜きの穴をあけましょう。
- 製品の一部に極端な突起があると、電気めっきの場合、先端部分に電流が集中してめっきの厚さが極端に厚くなり不均一になってしまいます。
- スポット溶接、はめあい、合わせ目、折り返しのあるものは隙間部分にめっき液が浸入して腐食の原因になります。避けるのが賢明です。
- めっき素材で異種のもの(例:鉄と黄銅、ステンレスとアルミニウムなど)を使用するとめっきが難しくなり、不良の原因になります。異種の金属は避けましょう。

精密電鋳とは
2009年9月11日 高品質めっき加工の三鷹金属化工所 | 個別ページ
電鋳とは、めっき皮膜を厚くつけた後、素材から析出させた皮膜をはく離し、そのはく離した皮膜を利用する方法の事をいいます。
大変精密に素材の凹凸を転写できるので、多くの分野で活用されています。
ビデオディスクの成形用のスタンバ、金属スクリーン、精密な金型、電気かみそりの刃などに応用されていて、めっきを利用した物作りです。
電鋳の特長
● 木目、皮膜様など繊細な凹凸を正確に転写● 円筒形、中空部品など継ぎ目なし形状で制作
● 仏具、美術工芸品など精密に複製できる
欠点
● 製造に時間がかかる● 厚さを均一にしにくい
● めっき皮膜の応力が問題
用途
● めっき皮膜を厚くつけ素材から析出させた皮膜をはく離して、そのはく離した皮膜を利用するため、精密に素材の凹凸が転写できる● 精密部品、小型微細部品の製作に応用
● 航空機部品、原子力開発部品、マイクロマシン分野で重要
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